フリーストール牛舎では、給餌場に堆積した糞尿及びこぼれた水や飼料が、ハエの繁殖場所になることがよくあります。
舗装された場所で糞尿を除去するには、トラクターに装着したスクレイパー(掻き出し器)を用いますが、隅(すみ)やフェンス(囲い柵)、飼料槽や隔壁の下などに取りきれずに堆積した糞尿は、ハエの繁殖場所となってしまいます。
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| コンクリートの張出し部分の端(はし)の湿った糞尿や流出した汚水がハエの繁殖場所となります。 |
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フェンス(囲い柵)やレール(手すり)の下には、糞尿の堆積を防止するために縁石をつけるべきです。
牛床には、自動スクレイパー(掻き出し器)やバーンクリーナー(チェーンによる自動糞尿掻き出し器)が取り付けられていますが、これらの設備はしばしば糞尿の残渣を残し、ハエの繁殖を引き起してしまいます。
スタンチョン(繋ぎ飼い)牛舎は、糞尿除去を完全にすることは難しく、しばしば支柱の土台周辺や飼料槽、給水器などの下にハエの繁殖場所を残してしまいます。
酪農経営は、どんな糞尿除去設備があっても、糞尿処理の問題が付いて回ります。
糞尿は、最終的には圃場や放牧地に散布されますが、しばしば中間的な貯蔵が必要になります。
糞尿を堆積しておくことは、その糞尿を念入りに集めて圧縮し、ビニールシートを被せ、ハエの発生に不利な条件を与えない限り、ハエの発生を増加させることになります。
糞尿から水分をほとんど取り除くことができる装置があり、時折この装置は自動スクレイパー(掻き出し器)やバーンクリーナー(チェーンによる自動糞尿掻き出し器)と共に利用されています。
水分を除去した後の糞尿は、重大なハエの問題を起こさずに、貯蔵や散布が容易になります。
その他の糞尿処理方法として、糞尿を深い嫌気的な貯留槽に流し込む方法があります。適切に設計され、管理されれば、貯留槽はハエの繁殖防止には効果的です。
しかし、貯留槽が糞尿で溢れると、固形物のマット(スカム )が表面に浮き上がり、ハエが繁殖してしまいます。
分娩ストールや子牛用ペンの床敷の混ざった糞尿は、貯留槽に入れることはできないので、処理方法としては堆積するか、または散布しなければなりません。
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