イエバエの全般的なライフサイクル(卵~成虫)は、温帯地域の夏季で、約7~10日です。 
前項で述べたように、各段階の発育速度は温度によって異なってきます。
幼虫の生息する環境は、しばしば腐敗や発酵中にあるため、温度がその周辺の大気温よりかなり高く、従って気候条件によって予想されるよりもずっと速く発育が進みます。
発育が完了するのに必要な時間は、“有効積算温度”すなわち“時間×温度(℃)”または“日×温度(℃)”で表すことができます。これは時間数または日数と、発育に要する閾値温度(発育ゼロ点:℃)より上の温度数(℃)との積になります。
イエバエの発育段階別の標準的な値は以下の通りです。
| 卵 |
7.4(時度) |
| 幼虫 |
132(日度) |
| 蛹 |
87(日度) |
| 羽化~産卵 |
45(日度) |
異なる温度条件下での全ライフサイクル(卵~成虫)に必要な日数は以下の通りです。
| ℃ |
平均日数 |
日数(範囲) |
| 16 |
44.8 |
(40~49) |
| 18 |
26.7 |
(23~30) |
| 20 |
20.5 |
(19~22) |
| 25 |
16.1 |
(14~18) |
| 30 |
10.4 |
(9~11) |
| 35 |
7.0 |
(6~8) |
|