ハエの繁殖の可能性のある場所の湿気を防ぐことはハエ防除の重要な環境的対策の一つです。
畜産施設の基本的な設計が、施設の乾燥状態を維持するシステムを、いかに容易に、いかに良好に管理できるか、糞尿をいかに効果的に除去できるかを決定します。
設計またはメンテナンスが不十分な場合、家畜や家禽のための給水システムが湿気の原因となることがあります。
畜産施設の整地及び場所の選定は、その場所から雨水をいかに排除し、ハエの繁殖場所の水分を減らすかを決定します。
適切な溝及び縁石があり、ほどよく傾斜したコンクリート床を惜しみなく使用することは排水処理を円滑にし、糞尿除去をより容易にします。
糞尿除去するのが困難な(フェンス〈囲い柵〉、レール〈手すり〉などの下、隅〈すみ〉、飼料槽及び給水器の下のような) 場所は水分を保有し、糞尿または飼料が堆積するので大量のハエが繁殖してしまいます。
飼料槽及び給水器の周りにコンクリートの張出し部分を設置することは、水はけを促進し、かつ糞尿除去を容易にするので、ハエの繁殖を減少させます。
換気と通気は、畜産施設内の蒸散率に影響するので、ハエの繁殖を抑制するに十分な乾燥状態を得るために重要と考えられます。
糞尿及び他のハエの繁殖場所からの水分除去を促進するためには、家畜や家禽が必要とする換気の範囲内で、できるだけ多くの通気を維持すべきです。
換気不良は、しばしば壁面に結露及び水滴を招くほど、舎内に不必要な湿気の滞留を起こすことがあります。
畜産施設では、多数の家畜や家禽が、舎内において相当量の湿気発生の原因となるため、適切な換気と通気がこの余分な湿気を除去するのに必要です。さもなければ、ハエの成虫が生き残るのに、またはハエが繁殖するのに理想的な場所を提供してしまいます。
外気温と空気中の相対湿度が、勿論、気候条件の異なる地域においても乾燥効率に影響を及ぼします。
|