ハエが具体的に何処で発育または繁殖しているのかを判断するため、また環境的防除と化学的防除(幼虫駆除剤)を効果的にするためにハエの幼虫や蛹のモニタリング評価が特に重要になります。
ハエの幼虫の居場所をつきとめることは根気のいる仕事ですが、ハエの繁殖を抑え、糞尿処理及び処理施設の管理にどのような変更が必要かを知る上で絶対に必要なことです。
また、何処に幼虫駆除剤を使用するかを正確に知るためにも幼虫の居場所を確認することが必要です。
ハエの幼虫をモニタリング評価する唯一の実用的な方法は、幼虫が居そうな場所を点検し、より厳密な調査のために糞尿、サイレージ、床敷などの一部を取り出します。大型の3齢幼虫及び褐色の蛹殻は容易に発見することができます。

繁殖の可能性のある全ての場所を詳しく点検するべきです。こぼれた飼料、サイレージ、給餌器や給水器の周辺、草架、乾草圧縮梱包の下の縁(へり)はもちろん清掃が困難な場所にある堆積した糞尿に特に注意をしなければなりません。
一旦、施設内のハエの繁殖場所が発見されると(ハエの幼虫が観察された場所)、定期的なモニタリングの中で、これらの繁殖場所に特に注意することができます。
もし必要ならば、モニタリング時に繁殖場所に幼虫駆除剤を使用することもできます。
イエバエ及びその他の種のハエの多くは、ライフサイクル(卵~成虫)が、暑い夏の天候では、わずか約7~10日間ですので、モニタリング評価は少なくとも週1回、できれば週2回行うべきです。
これは家畜や家禽の健康診断及び機器装置の不具合をチェックするために行う家畜や施設全体の体系的な点検と併せて行われるべきです。
このような定期的な点検は良好な家畜及び家禽群管理の基本です。
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