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イエバエ

生物学的防除

捕食生物

畜産施設における主要な捕食生物は以下の通りです。
 

糞尿中にはハネカクシ科Staphylinidae及びエンマムシ科Histeridaeの捕食性甲虫が多量にいると考えられます。最も一般的で数の多い甲虫は通常クロチビエンマムシ属(genus Carcinops)の特にクロチビエンマムシC. pumilio (Erichson)です。これらは小さな黒い甲虫で成虫及び幼虫がハエの卵及び幼虫を餌にします。クロチビエンマムシC. pumilioの成虫は1日当り13~24個のイエバエの卵を捕食しますが、幼虫は1日当り2~3個の卵を捕食します。この甲虫のライフサイクル(卵~成虫)は、25℃で約40日を要します。
 

ハエの卵及び1齢幼虫を餌にする捕食性ダニは主にハエダニ科Macrochelidae、イトダニ科Uropodidae そしてヤドリダニ科Parasitidaeの種があり、一般的に、糞尿が堆積して古くなるにつれて侵入するダニの勢力順位はヤドリダニ科Parasitidae – ハエダニ科Macrochelidae – イトダニ科Uropodidaeの順となります。
 

ヤドリダニParasitidsはあまり知られていませんが、活発にハエの卵を餌にするのが観察されています。ヤドリダニParasitidsの発育段階は卵、幼虫(6肢)、前若虫(8肢)、後若虫(8肢)及び成虫(8肢)です。後若虫は一般に最も明瞭で数も多くいます。糞尿中を非常に早く動き回り、淡黄色-褐色の背部は二つの部分に分かれ、背部に暗褐色の外殻を持っており、体色によって識別することができます。後若虫は甲虫やハエに付着便乗(運搬共生)して新しい場所へ移動します。
 

Poecilochirus属(ヤドリダニ科の一種)の寄生性ダニは家畜や家禽の糞尿中に高い頻度で発見されます。

ハエ防除製品
Neporex
  総合的なハエ防除はハエに対する二つの方向からの攻撃を意味し、幼虫駆除剤でハエの幼虫が成虫に発育するのを抑制し、成虫駆除剤でハエの成虫を駆除します。  
幼虫駆除剤
クロチビエンマムシCarcinops pumilioの捕食
イエバエの卵を捕食するクロチビエンマムシCarcinops pumiloの成虫

イエバエの卵を捕食するクロチビエンマムシCarcinops pumilioの成虫

糞尿中のクロチビエンマムシCarcinops pumilio
糞尿中のクロチビエンマムシCarcinops pumilioの集団

糞尿中のクロチビエンマムシCarcinops pumilioの集団