ハエが繁殖するわずかな環境条件もまた、ハエの発育速度及び発生数の決定に重要な影響を及ぼします。堆積した糞尿やハエのその他の発生源(サイレージ、乾草、飼料)は、醗酵するにつれてかなりの熱を発生します。従って、通常は、繁殖場所の温度は(舎内、舎外を問わず)周囲の外気温よりも高くなります。
堆積量が多いほど発熱量が増し、ハエの発生可能な温度の分布域が広がるため、ハエの幼虫の発育に適した生息場所をより多く提供することになります。
北部の寒冷地域の冬季でも、畜産施設内では、ハエの幼虫の発育が緩慢になり、蛹期間の長期化が日常的に起こっています。同様のことが舎外においても、堆積した糞尿、サイレージ及び乾草で起こっています。
夏季には、堆積した糞尿またはその他の発生源でのハエの発育速度は、しばしば気象データから予測されるよりも速くなります。畜産施設及び堆積した糞尿や飼料は、極端な天候から保護されたハエの繁殖を助長する人工的な環境を作り出しています。
畜産施設はヒトによって作られた人工的な環境なので、ハエの繁殖を促進するか抑制するかをコントロールすることができます。飼料(サイレージ、乾草梱包、穀物)にビニールシートを被せ防湿及び醗酵を最小限に抑えることは、ハエの繁殖にとって不利な環境を与えることになります。
このような観点から、管理方法はハエの発生の多寡を決める重要な要素となります。
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